ご挨拶

川上英男

母校と福井大学工業会の益々の発展を祈る

福井大学工業会理事長 川上 英男

(福井大学名誉教授・京都大学工学博士・建築学科S28年卒業)

 昨年は自然災害の多い年でありました。新燃岳噴火、岐阜県の群発地震、東日本大震災とその後の誘発地震、4度に及ぶ台風水害・集中豪雨などであります。特に東日本大震災での地震・津波・原発事故による甚大な被害は、今なお深刻であります。今年は特に被災地の方々にとって穏やかな日々でありますよう、お祈り申し上げます。

 さて、わが工業会にとって昨年の大きい出来事は、東北支部の設立であります。その原動力となった発起人の三藤史郎氏(建築・昭40年卒)と島本顕氏(建築・昭41年卒)には、本部との綿密な連絡、支部会則案の作成、設立総会の諸準備など、震災後の困難な状況の中にも拘わらず、ご奮闘頂きました。ここに敬意と感謝を表します。
東北支部設立は単に支部組織を立ち上げたという快挙に止まらず、これで本会の支部組織が全国を網羅したと言う点で、その意義は大きいものがあります。
設立総会に遠方から出席頂いた会員からも活動について積極的なご意見が交わされ、今後の頼もしい運営が期待されます。

 もう一つは、九州支部総会において元支部長の井口久義氏(建築・昭7年卒)の百歳祝賀会が催されたことであります。同先輩は今も毎年支部総会に出席され、矍鑠として後輩を激励しておられます。今後も益々のご健康をお祈り申し上げます。

 一方、母校においてはその教育・研究・業務運営などに関する文部科学省の総合評価で全国86国立大学中第7位を獲得、これは地方の総合大学では第1位ということで、学長の福田優先生をはじめ教職員・事務職員のご努力に心からの敬意を捧げ、お慶びを申し上げます。また景気低迷の中、超氷河期と言われる学生の就職においても、母校の平成22年度就職率は94.7%、これまた全国大学の中で第1位、しかも複数学部を有する国立大学ではここ4年連続第1位というのであります。これらは我々同窓生の誇りでもあります。

 今年は大学の要請に応えて、大学発行のパンフレットを工業会誌に同封いたしました。母校の近況を詳しくお知らせできる効果は勿論でありますが、これを職場やご関係の方々にお伝えいただくことで、母校の宣伝や学生の就職率向上にもお役に立つことが期待されます。宜しくご活用の程、お願い申し上げます。
工業会誌は本会の連絡手段の基幹であり、今や発行部数は2万部を超えております。その活用によって大学と会員との連携強化に役立つことは、喜ばしいことであります。

 今年も会員皆様の一層の御健勝とご活躍、そして母校の更なる発展をお祈り申し上げます。

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