事務局より

工業会会員P39大井孝充さんが、
福井大学に3700万円の寄付をされました。

 寄付金は学生の起業を支援する事業に活用されます。起業家精神を養う科目を新設し、試作品の開発費を補助したり、海外調査を行ったりする予定です。事業期間は4年を想定しています。
 大井さんは、1964年に工学部応用物理学科を卒業後、三井物産に入社されました。日本原電敦賀原発1号機の建設などエネルギー分野に長く携わり、ドイツや米国にも駐在しました。2002年に会社を定年退職され、中小企業の経営支援などを手掛ける(株)ミッションを東京で立ち上げました。昨年末で同社の事業を終了し、「学生の起業支援に役立てて欲しい」と今回剰余金を寄付され、4月7日に記者会見が行われました。
 会見後には起業家経営論の第1回の講師を務め、学生、大学院生約90人に自分の経験を伝え、挑戦を呼び掛けました。