高い評価を得た福井大学工学部・工学研究科の教育システム
2010/9/6 工学研究科長 小倉久和
2010年3月、文部科学省は、全国の国立大学法人の第1期中期目標期間の総合評価結果を公表しました。福井大学は第7位の評価を得ました。それに先立って、2008年度には中間評価が実施され、学部・研究科の教育・研究活動が評価されました。教育面において、福井大学工学部は全国の50工学部中第4位、福井大学工学研究科は38工学研究科中第1位の評価を得ました。我々は、工学部・工学研究科の教育システムは極めて優れたものであると自負していましたが、それが客観的にも示されました。


国立大学は2004年に法人化され、工学部・工学研究科は「国立大学法人福井大学」の設置する大学「福井大学」の1部局となりました。国立大学法人は独立行政法人とは根拠となる法律は異なりますが、基本的には独立行政法人と同じように、所轄官庁(大学は文科省)の指導の下に中期目標・中期計画に従って事業を遂行します。第1期の中期目標期間は2004/4〜2010/3の6年間で、現在は第2期に入っています。
はじめに紹介した評価は第1期の6年間の活動についての評価です。しかし、教育や研究は、ときには1つの取組みが大きな成果を上げることもありますが、ほとんどの場合は長い積み重ねが必要です。福井大学工学部では20年以上前から教育改革に取組んできています。それまでの教育システムの優れた点を引き継ぎ発展させ、問題のある点は解決する努力をし、さらに、新しい課題にも積極的に取組んできています。長い期間を通したそれらの持続的な取組みの結果が、作られてきた教育のシステムが、現在の評価を得ました。そして何よりも、工業会の諸先輩をはじめとする多数の卒業生・修了生が、福井で、日本で、世界で、活躍している、このことが、我々の持続的な改善の努力を支えてきたことは疑いありません。

確かに法人化後、工学部・工学研究科は大きく変わりました。しかし、その変化の方向は、法人化より遥か前から進んでいた方向です。
現在の教育のシステムは大学と工学部・工学研究科で発行しているガイドブック(学部用、大学院用)に詳細があります。
PDF化したファイルをこのページへ載せておきます。参照頂くとともに、福井大学への案内にご活用下さい。
次のURLは、現在の教育システムで大きな役割を果たしているプログラムと組織のHPです。
その他の活動については、工学部・工学研究科のホームページを参照下さい。
また、工学部だけの案内資料はないのですが、大学全体の資料は次のURLで参照頂けます。