ご挨拶

畑 孝幸

工業会理事長就任にあたって

福井大学工業会理事長 畑 孝幸

(産業機械S46年卒業 福井県議会議員)

 本年、2025年6月14日(土)の全国定期総会におきまして、理事長を拝命いたしました 産業機械工学S46卒業の 畑 孝幸 です。永らく理事長をお勤めの 堀 照夫 先生が急逝(本年6月初旬)されたので、副理事長の私に白羽の矢が立ち、お受けする事といたしました。また、昨年の10月に、工学部、教育学部、医学部、国際地域学部の同窓会を中心に在学生、教職員等で組織する支援団体、『福井大学校友会』が創設され、その会長も兼務する事になり、大変な役目をいただいたと責任の重さに大変身の引き締まる思いでいっぱいです。
 新しく学長となられた 内木宏延 先生は「医工連携」を推進すべく、「医工連携研究推進・社会実装センター(仮称)」を設置したい旨をおっしゃっていました。幸いにして、国の機関である「産業総合研究所」も春江に北陸の拠点として整備され、福井県は工業技術センターを運営していますから、産学官が連携研究して推進できると思っています。
昨年「福井大学工学部創立100周年記念事業」が無事終了し、工業会会員の皆様には絶大なるご支援・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。そしてこれから迎える100年は、今までの100年にもましてイバラの道になると思っています。人口減少や都市部への大学の集中による定員割れや、世界における『日本のGDP』の順位の低下などがもたらす経済の停滞です。
 日本海側最大の工学部が、きらりと光る工学部となるためには、今政府が推し進めているデジタル、グリーン、人工知能、量子、バイオ、宇宙など、幅広い工学分野をカバーする「福井大学工学部」が取り組める分野であり、これらの研究開発重点分野に積極的に取り組み、ヘルスケア商品やウエアラブル端末商品の開発など、医工連携が花開きます様ご祈念申し上げ、更なる工業会の皆様方のご支援とご理解をお願いし、ご挨拶といたします。

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